秋季大祭「子ども神輿」 新調で軽量化 長崎・若宮稲荷神社

新調した神輿を担ぎ、練り歩く子どもたち=長崎市内

 伝統芸能の「竹ン芸」で知られる長崎市伊良林2丁目の若宮稲荷神社で14日、秋季大祭が始まった。新型コロナウイルスの影響で中止していた「子ども神輿(みこし)」の巡行が4年ぶりに復活。子どもたちは新調した神輿を担ぎ、元気に練り歩いた。
 巡行は70年以上前から続く行事。従来の神輿の重量は75キロあり、最後まで担げないことがあったため、20キロに軽量化した。今年から参加した市立桜馬場中生のほか、氏子町の小学生と近くの瓊浦高生ら計約70人が矢の平、新大工地区などを約8時間かけて歩いた。
 参加した桜馬場中2年の牟田丞(じょう)さん(13)は「地域の祭りに友達と参加できてうれしい」と話した。

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