「新幹線で飲むビールが一番うまい」→実は自宅です 再現度高すぎる新幹線のテーブルに「だまされた」

自宅で出張気分を味わいたい!そんなささやかな願いをかなえるため、自作で新幹線のテーブルを作った人がいる。

人形劇人・ライターの、とりもちうずら(@uzura_3)さんは12日、X(旧ツイッター)で「新幹線で飲むビールが一番うまい」とつづり、写真を投稿。新幹線でおなじみ、青い座席シートの背中部分から取り出せる白いテーブル上に、缶ビールとおつまみが並ぶ。テーブル部分をズームして見ると、まるで車内にいるかのように錯覚する再現度の高さに驚く。

自宅で出張帰りを疑似体験した、とりもちうずらさんは「仕事が終わり、もう家に帰るだけという開放感を家で体験できました。テーブルの上でつめたいお弁当を食べると、かなり旅情を感じてテンションが上がりました」と満足げに語った。

職業柄、新幹線での出張機会がないことから生まれた、”憧れ”を実現させた一作。完成まで約4日を要した。「『Maker Faire Tokyo 2023』というイベントに展示予定なので間に合わせるために、徹夜で作業しました」と苦労を振り返った。

青い座席シート部分は巨大発泡スチロールを削って、テーブルは木をジグソーで切り出して工作。「本当の新幹線みたいに、テーブルをしまえるようにした」とこだわりを明かした。製作4日目の午後10時、着色、テーブル裏にある案内図の手書き、座席上部にある白い布張りなどを終え、いよいよ完成が間近に。最後に座席下部にあるペットボトルなどを入れるネットを作成。材料を買いに行く時間がなかったが「家にあったマスクのひもをつなげてつくりました」と柔軟な発想で乗り切った。

完成後、「出張で大阪に行きま~す!久々の新幹線」とつづり、テーブルにコンビニの肉まんを置いた写真を掲載すると、「完全にだまされました」「えっ?大阪なうじゃないの?」など勘違いするユーザーが続出。とりもちうずらさんは「体感としては9割ぐらいは完全に信じている様子でした」としてやったり。自宅で新幹線そんな画期的工作は、10月14~15日に開催されるDIYの祭典「Maker Faire Tokyo2023」(東京ビッグサイト)で展示される。

製作過程の詳細はコチラ→https://dailyportalz.jp/kiji/shinkansen-table-tsukutta

(よろず~ニュース・松田 和城)

© 株式会社神戸新聞社