サッカーは紳士のスポーツ!?吉田麻也が爪を短く切るワケ 「ガサッと削って相手の皮が爪に…」

プレミアリーグやセリエA、ブンデスリーガでプレーし、今年からMLSに移籍した吉田麻也。

TOKYOFMをキーステーションに放送中の「チャレンジ&カバー」で、サッカーは転倒するスポーツなのにユニフォームの肘や膝がむき出しな理由を聞かれるとこう答えていた。

「確かに芝生の上ですけども、転ぶスポーツですし、危ないスポーツですね。

でも、膝や肘にサポーターをつける…これは自分自身を守れるかもしれないけど、対戦相手を傷つけてしまう可能性ありますね。

ていうのは、接触のあるスポーツなので、装飾品なんかも昔はつけていたんですけど、今はネックレスとか指輪とかブレスレットとか一切つけられなくなったんですね。

指に引っ掛かっちゃったりすることがあるんですよ。結構ユニフォームだけでも小指に引っ掛かって脱臼しちゃうとか、僕も昔あったんですけど。危ないんですよね。

芝生の上なので、(サポーターがなくても)特にプロ選手はこけてもそんなに痛くないんですよ。

だから、自分が怪我することよりも相手を怪我させないっていう(冗談交じりに)紳士のスポーツなんでね、サッカーは。そこらへんを意識して」

「僕なんかも装飾品はもちろんですけど、試合前にちゃんと爪を短く切れているかどうかをチェックします。

爪が長いままプレーするのは自分も危ないし、他の選手を傷つけてしまうこともあるんですよ。

実際に長い爪の時にマッチアップしたら、ガザッと削ちゃって、相手の皮が爪にぐちゃと付いてるみたいな時もあるんでね。

相手をリスペクトするっていうのは、スポーツを楽しむためのまず最初の非常に大事なところなので。

そこは僕も意識しているし、子供たちも最低限意識しなきゃいけないなと思います」

実際、2004年にパウロ・ディオゴという選手がゴールセレブレーションをした際、結婚指輪がフェンスに引っ掛かって指を切断するアクシデントが発生。失った指を探していた彼は審判から遅延行為でイエローカードを提示されたうえ、指の接合手術にも失敗し、第一関節から切除するはめに…。この事件も契機になり、2006年から装飾品の着用が禁止されることになった。

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なお、吉田によれば、ドイツではクラブの経営を守るためにも、選手の離脱期間が6週間以上になると給与が出ないそうで、選手個人で保険に入るとか。一方、英国では怪我の離脱期間が1年以上になっても、ずっと給与が出るそう。

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