【菊花賞/血統予想】ゴールドシップ、オルフェーヴル輩出の“爆穴配合” 牡馬戦線の台風の目に

22日、牡馬クラシック最終戦となる第84回菊花賞(GI、京都芝3000m)が行われる。

今年はダービー馬に輝いたサトノクラウン産駒タスティエーラ、皐月賞を制したキタサンブラック産駒ソールオリエンス、神戸新聞杯勝ち馬でサトノダイヤモンド産駒のサトノグランツなど、多彩な血統構成の馬が集結した。

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ここでは馬券検討のヒントとなる「血統」で本競走を攻略する。

■菊花賞は母父に攻略のヒントあり

2011年~20年において、京都芝3000mの最多4勝は【4.3.4.29】のディープインパクト。これに続くのは【2.2.0.16】のステイゴールド、次点は【1.1.2.3】のゼンノロブロイ。さらに【1.1.0.2】のダンスインザダークとすでに産駒がターフを去った種牡馬の名前も出現している。

母父に目を向けると、メジロマックイーンが【2.0.0.2】、アンブライドルズソングが【2.0.0.1】と複数の勝ち馬を輩出。オルフェーヴル、ゴールドシップ、トーホウジャッカル、コントレイルと該当馬4頭はすべて菊花賞馬だった。京都芝3000mでは特注の血だ。

■ナイトインロンドンに流れるステイヤーの血

今年、出走予定の母父メジロマックイーンはナイトインロンドン、母父アンブライドルズソングはハーツコンチェルト。今回はこの2頭を考察する。

グレーターロンドン産駒のナイトインロンドンは、芝2400m超を3連勝したステイヤー。前走神戸新聞杯は11着と大敗を喫したが、洋芝勝利経験のある馬にとってレコード決着の高速馬場がマッチしなかったのだろう。かって阿寒湖特別を制した馬には菊花賞馬・マンハッタンカフェの名前が。ファンの間で“オルフェ”や“ゴルシ”と呼ばれる名馬を生んだ血を母父に持つ、一発の魅力を秘めた穴馬だ。

もう1頭のハーツコンチェルトは日本ダービー3着馬。神戸新聞杯では人気を裏切ってしまったが、勝ち馬と0秒1差なら評価は下がらない。母父アンブライドルズソングの血に加えて、父ハーツクライはシュヴァルグランやウインバリアシオン、カレンミロティックと京都芝長距離戦での好走馬と続々と輩出。惜敗の前走から巻き返す可能性は高いと見た。

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(SPREAD編集部)

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