北陸新幹線福井県内開業後の2次交通の充実を図ろうと福井県は10月14日、観光周遊バス「あわら恐竜号」の実証運行を始めた。あわら温泉(あわら市)と県立恐竜博物館(勝山市)を結ぶ直行便と、同博物館を出発し嶺北地域の三つの主要観光地に停車する周遊便の2ルート。えちぜん鉄道あわら湯のまち駅から家族連れ13人が早速、温泉の女将(おかみ)らに見送られて博物館に向かった。
あわら恐竜号は恐竜博物館の休館日を除く12月17日までと3月8~31日に1日1便運行。直行便の往路は午前9時50分にあわら湯のまち駅を出発する。周遊便は博物館を午後1時に出発、結ステーション(大野市)、一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)、大本山永平寺(永平寺町)に停車し、同3時5分に同博物館に戻る。直行便の復路は同時刻に出発する。
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親子4人で石川県金沢市から訪れた男性(43)は「移動中に体を休められるのもありがたい。とても便利」と話していた。
今後、課題を探った上で本格運行を目指す。」