日本ツアー賞金上位が「ZOZO」へ 石川遼は大逆転で滑り込み

石川遼が大逆転で3年ぶりのZOZOへ(撮影/村上航)

◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(15日)◇茨木カンツリー倶楽部 西コース(大阪)◇7315yd(パー70)◇晴れ(観衆7718人)

日本オープン終了時点の賞金ランキング上位8人(有資格者を除く)が、19日開幕の日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉/アコーディア・ゴルフ習志野CC)出場権を獲得した。

ランク1位の金谷拓実が6月「日本ツアー選手権」優勝で資格を得ていたため、実質9位までの争いはラストチャンスでドラマが起きた。賞金ランク14位(3725万8777円)で今週を迎えた石川遼は単独3位以上という高いハードルを飛び越える2位フィニッシュ。2310万円を加算してトータル6035万8777円でランク7位まで浮上し、コロナ禍で米国開催だった2020年大会以来の出場を決めた。

日本オープンの収穫と課題を胸に「やることは変わらない」(撮影/村上航)

ホールアウト直後は、手の届くところにあった日本オープン初制覇を逃した悔しさがありあり。それでも、松山英樹やザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワといったPGAツアーのトップ選手と同じフィールドで戦う4日間に向けて「やることはホントに変わらないと思う」と自らのベストプレーをぶつけることを誓った。

前年12位の中島啓太も3年連続の参戦(撮影/村上航)

賞金ランク2位の中島啓太は3年連続となる参戦。今週は首位タイで迎えた3日目に2度のOBを打つなどして後退したが、入念な準備で勝ちにいった日本オープンでの戦いをムダにするつもりもない。

「来週もラフが難しいコース。ショットの精度もそうですし、2桁アンダーまで持っていくためにバーディパットを入れなくてはいけない。しっかり調整したい」。推薦でフィールド入りした前年12位を上回る活躍を狙う。(大阪府茨木市/亀山泰宏)

ギリギリの予選通過から27位フィニッシュ。賞金ランク1位でZOZOへ(撮影/村上航)

<日本ツアー賞金ランキング上位者>
1/金谷拓実/1億773万2999円
2/中島啓太/1億652万6179円
3/ソン・ヨンハン/7657万2002円
4/蝉川泰果/7401万9749円
5/永野竜太郎/6832万3027円
6/平田憲聖/6646万2817円
7/石川遼/6035万8777円
8/稲森佑貴/5862万1535円
9/今平周吾/5758万3906円
※金谷が6月「日本ツアー選手権」優勝で資格を得ているため、9位までが「ZOZOチャンピオンシップ」出場

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