ジュリア「アリベデルチ。サヨナラだ‼」MICHIKOとの因縁決着 スターダムで〝謎〟の一騎打ち

スターダムの最強タッグチーム決定リーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」が15日、東京・大田区総合体育館大会で開幕。第2試合ではジュリアがMICHIKOとのシングルマッチに臨み、10分19秒、ノーザンライト・ボムからの片エビ固めで3カウントを奪った。

かつてアンドラス宮城のリングネームでスターダムに所属し、退団後はGLEATなどに参戦するMICHIKOから、10・1後楽園大会で急襲を受け、今試合が決まっていた。

ゴングと同時に静寂とブーイングの中、互いに顔面へのエルボー、張り手を繰り出す殺伐とした雰囲気でスタート。場外戦では客席をなぎ倒す乱戦となり、ジュリアはイス攻撃でダメージを受けながらも、長テーブルごと破壊するパイルドライバーで反撃した。リングに戻ってもイスへのパイルドライバーを浴びるなどのラフ攻撃を受けたが、涼しい顔で受け止めた。最後はノーザンライト・ボムで仕留め、新日本のSTRONG女子王座、アーティスト王座の2冠を保持する貫禄を見せつけた。

ジュリアは試合後、リング上で「おいおいアンドラス、じゃなくてMICHIKO。久しぶりだな。ひとりで乗り込んできたところは認めてやるけど、お前と私は見ているところが全く違う。これで本当にアリベデルチ。サヨナラだ」と三行半を突きつけた。MICHIKOは「全て後悔させてやるぞジュリア‼」と言い返したがブーイングに包まれ、ジュリアは改めて「終わり‼」と言い放った。

バックステージでも両者はリング上と同じような内容のコメントに終始。ジュリアは「昨年辺りからいろんな再会があるけれど、オマエが一番何考えてるかわからなくて、やりにくかった。じゃあな。私と住む世界も、目指す場所も何もかもが違う。これで本当に最後なんだろう」とダメ押しした。突然始まったものの、これで終結しそうな模様と、謎の多い因縁となった。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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