【ベトナム】ビンEVタクシーがラオス進出、千台投入へ[運輸]

ラオスに輸出されたGSMグリーン・アンド・スマートモビリティーの車両(同社提供)

ベトナムの国産車メーカー、ビンファストの電気自動車(EV)を使うタクシー・レンタカー会社、GSMグリーン・アンド・スマートモビリティーは13日、年内にラオスでタクシー事業を開始すると発表した。サービス開始に向けた準備として、既にビンファスト製のEV150台を輸出したことも明らかにした。

GSMは今年4月に首都ハノイ市で営業開始し、これまでに国内17省市で展開している。他国への展開はラオスが初めてとなる。年内に小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「VFe34」と小型車「VF5プラス」の計1,000台をラオス市場に投入する予定だ。

同社のグエン・バン・タイン最高経営責任者(CEO)は、「ラオスは文化やライフスタイルに関してベトナムと多くの類似点を持つ隣国であり、GSMが国際的に拡大していくための理想的な出発点だ」と述べた。

ネットメディア「カフェF」によると、GSMは年内にカンボジアにも進出する方針を示しており、将来的にはシンガポール、マレーシア、フィリピンなど東南アジア各国に進出する計画だ

GSMは9月29日、営業開始から5カ月で利用者は延べ600万人に上ったと発表。10月中に南部ドンナイ省、北部フート省、ナムディン省、ハイズオン省でも営業を始める予定だ。

GSMはここ半年間で、ビンファスト車6,000台余りを購入しており、ビンファスト車の6割はGSMが納入先になっているという。

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