【韓国】韓国とUAE、CEPA締結で合意[経済]

韓国と中東のアラブ首長国連邦(UAE)は14日、自由貿易協定(FTA)の一種である包括的経済連携協定(CEPA)の最終妥結を確認する共同宣言文に署名した。中東との自由貿易協定の締結となれば初となる。

UAEは韓国にとって3番目の原油輸入国であり、韓国はUAEに原発や防衛産業の輸出を行うなど経済的な関係が深い。不安定な国際情勢の中、今回の協定締結にはエネルギー資源を安定的に確保する目的もある。

今後10年間で、UAEは韓国からの主要輸出品である自動車、自動車部品、家電、武器類、農畜水産物などの関税を段階的に撤廃していく。現在の自動車にかかる関税は5%で、撤廃されれば価格競争力が増すとみられる。

韓国はUAEからの主要輸入品の原油、石油化学製品などに対する関税を段階的に撤廃する。現在の原油の関税は3%。

■両国間の直航便も増便

一方、韓国国土交通省はソウルで12日から2日間開いたUAE民間航空庁との航空会談で、協力関係強化の一環として両国の国際線運航を週15往復から21往復に増やすことで合意した。

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