1300年以上の伝統「長良川の鵜飼」今シーズンの幕閉じる 外国人観光客が増えるも、コロナ禍前の集客には戻らず

岐阜市の長良川鵜飼が15日、今シーズンの最終日をむかえ、幕を閉じました。

1300年以上の歴史を誇る、岐阜市の長良川鵜飼。今シーズン最後となった15日は662人が訪れました。

観光客らは、観覧船から鵜匠が巧みに鵜を操る姿を間近で見て楽しみ、鵜船が浅瀬に鮎を追い込む「総がらみ」では大きな歓声や拍手が送られました。

(見物客)
「テレビでしか感じた事がなかったが、1メートルくらいの距離で見れて、いい経験が出来ました」

「火の明かりや熱が伝わってくる距離で鵜飼を見るのは初めてで感動しました」

ことしは観覧船が浅瀬に乗り上げる事故などの影響で、10日間中止になりました。

乗船客数は、外国人観光客が増えるなどした影響で、去年より2万人程多いおよそ7万3000人だったものの、コロナ禍前の約9万1000人には及ばず本格的な回復には至っていない状況です。

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