小山出身の俳優石黒さん「らしさ」語る 役の「らしさ」に迫るには… 男女共同参画フェアに登場

「らしさ」についてトークする石黒さん(中央)

 【小山】第20回記念男女共同参画フェア「にじいろおやまフェス2023」(同実行委員会主催)がこのほど、市役所で開かれ、トークセッションに参加した市出身の俳優石黒英雄(いしぐろひでお)さんらが「その人らしさ」について語り合った。

 石黒さんは新谷由里子(しんたにゆりこ)白鴎大教授、経営コンサルティングのエス・ティライン(神鳥谷(ひととのや)2丁目)の佐藤晴美(さとうはるみ)代表取締役とのトークセッション「○○らしさ、ってなんだ?」に登壇した。

 石黒さんは「演じる役ごとに生い立ち、家族構成など背景を考えた上で役作りに臨んでいる。それによって、その役のらしさを表現できる」と力説した。

 さらに新型コロナウイルス禍で自分を見つめる機会が増えたとして、「経験を踏まえて頭の情報を整理して言葉を発するのが大事。それが自分の考える『らしさ』につながるのでは」と話し、来場者の共感を呼んでいた。

 トークセッションに先立ち、白鴎大の学生が市内の企業にワークライフバランスについてインタビューした内容を発表。発表を終えた教育学部4年堀田和晶(ほったかずあき)さん(22)は「趣味の時間を大切にした上で仕事をしたいと考えていた。インタビューを通して企業の取り組みを学ぶことができ、良い機会になった」と話した。

「らしさ」についてトークする石黒さん(中央)
白鴎大の学生による発表

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