画面越しに熱戦レースを堪能 宇都宮市内4カ所でジャパンカップPV

パブリックビューイングで観戦する人々

 【宇都宮】アジア最高位の自転車ロードレース「2023ジャパンカップサイクルロードレース」最終日の15日、レースを生中継するパブリックビューイング(PV)が市内4会場で実施され、集まった人たちが画面越しに観戦した。

 この日中継された競技は、市森林公園周回コースで行われたロードレース。

 昨年に続き2回目のPV会場となった大谷町の商業施設「ベルテラシェ大谷」では、雨天の中、駐車場に設置された約200インチの画面の前にスタート前からファンが集い、熱心に観戦。観光客も足を止め、選手たちの走りに見入っていた。

 20年来の自転車ファンで、昨年もPVで観戦したという駒生町、観光ガイド伊藤昌朋(いとうまさとも)さん(61)は「沿道だと選手が一瞬で通り過ぎるが、ここはレース全体を大画面で楽しめる」と笑顔。埼玉県東松山市から訪れた会社員多田昭子(ただあきこ)さん(57)は「天気が悪いので、こちらで応援することにした。現地で観戦できない下り区間も中継されるのがうれしいですね」と話していた。

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