父子5人を司法解剖へ、三重 運転誤り海に転落か

三重県南伊勢町で車が転落し、海中に沈んだとみられる岸壁=16日午前

 三重県南伊勢町の海中に沈んだ車の中から見つかった父子5人の遺体について、伊勢署は17日と18日に司法解剖して死因を特定する。署への取材で16日、分かった。運転操作を誤って海に転落した可能性があり、署が詳しい経緯を調べている。

 署によると、車は15日午前10時55分ごろ、同町道方の海中で発見された。5人は同県伊勢市の自営業羽根正樹さん(37)と、いずれも小学生の7~12歳の子ども4人。遺体に目立った外傷はなかった。

 11日早朝に出かけ、13日午後に正樹さんの妻が「夫と子どもが帰宅しない」と署に届けた。正樹さんが釣りが趣味との情報を基に、海沿いを捜索し発見した。

三重県南伊勢町の現場

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