残そう、茅ケ崎の美しい里山 11月3日に食と農と音楽のイベント「茅ケ崎は海以外にも素晴らしい場所が」

茅ケ崎里山公園

 神奈川県茅ケ崎市北部の美しい里山を次世代に残していこうと、同市の市民団体が11月3日、県立茅ケ崎里山公園で催しを開く。「HARVEST PARK」と銘打ち、「食と農と音楽」を融合させたイベントで地産地消や環境保全の大切さを訴える。

 ごみの投棄が増えている小出地区の美しい里山を取り戻そうと、市内に住むミュージシャンの「Caravan(キャラバン)」さん(48)や市民団体「ふるさとファーマーズ」、八一農園が企画した。

 3者は同公園近くで野菜やコメの栽培をしているが、昨年4月のごみの有料化に伴い、不法投棄の数が目に見えて増えているという。6月から月1回の里山クリーン活動を展開しているが、Caravanさんは「バスタブや洗濯機など、なぜここまで捨てに来るのだろうか疑問が残ることばかり」と肩を落とす。一時期は、処分費用を負担していたケースもあったという。

 イベント当日は、趣旨に賛同した地元ミュージシャンによるステージのほか、野菜の直販、茅ケ崎にゆかりのある飲食店や物販のブースを設ける。Caravanさんは「茅ケ崎は海以外にも素晴らしい場所があることをPRし、不法投棄についても関心を持ってもらえれば」と来場を呼びかけている。

 午前10時~午後4時。詳細は「HARVEST PARK」実行委員会のホームページで。

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