ハリー・ウィルソンの2発に沈んだクロアチアが予選連敗で3位に後退…【ユーロ2024予選】

[写真:Getty Images]

ユーロ2024予選グループD第8節のウェールズ代表vsクロアチア代表が15日に行われ、2-1でウェールズが勝利した。

3日前に行われたトルコ代表との首位攻防戦に敗れた2位クロアチア代表(勝ち点10)は、その試合から先発を3人変更。パシャリッチ、スタニシッチ、シュタロに代えてマイェル、ヴィダ、ユラノビッチを先発で起用した。

予選突破の可能性を残すためには勝利が絶対条件の4位ウェールズ(勝ち点7)に対し、一進一退の立ち上がりとなった中、クロアチアは24分にピンチ。ペナルティアーク手前でヴィダがハリー・ウィルソンを倒してFKを献上。ハリー・ウィルソンの直接FKはゴール右隅を捉えたがGKリヴァコビッチが指先で弾き出し難を逃れた。

徐々に押し込まれる展開となったクロアチアは、30分にも左サイドからカットインしたネコ・ウィリアムズのミドルシュートでゴールを脅かされたが、これはGKリヴァコビッチがセーブした。

枠内シュート0本で前半を終えたクロアチアは、ハーフタイムにムサ、ブレカロ、ユラノビッチを下げてベリョ、パシャリッチ、スタニシッチの3枚替えを敢行。しかし、先にスコアを動かしたのはホームチームだった。

ウェールズは47分、GKウォードのロングフィードがブロゾビッチのクリアミスを誘うと、このボールに反応したブルックスの繋ぎから最後はゴール前まで侵攻したハリー・ウィルソンが飛び出したGKの上を越すループシュートでネットを揺らした。

さらにウェールズは60分にも、ダニエル・ジェームズの左クロスからニアに走り込んだハリー・ウィルソンが狙いすましたバックヘッドで合わせると、これがゴール右隅に吸い込まれた。

リードを広げられたクロアチアは、すぐに反撃に転じる。すると75分、モドリッチの左CKCKを相手がクリアし損ねてゴール前に流れると、パシャリッチがヘディングでゴールに叩き込んだ。

その後も猛攻を仕掛けたクロアチアだったが、最後まで同点弾を奪うことはできず。試合はそのまま2-1でタイムアップ。予選連敗となったクロアチアは3位に後退し、勝ち点で並んだウェールズが2位に浮上している。

また、グループDもう一試合のトルコ代表vsラトビア代表は4-0でトルコが勝利。58分にユヌス・アクギュンのゴールで先制したトルコは、83分にトスンのゴールでリードを広げると、87分にケレム、92分にトスンがゴールネットを揺らし、そのまま完勝。この結果、トルコの2位以内が確定した。

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