国道沿いの魅力高めよう 氷見で市民らプロジェクト提案、マーケットや音楽フェス

段ボール紙に絵を描き、フリスビー作りを楽しむ子どもたち=氷見市芸術文化館

 富山県氷見市の国道415号沿道の景観づくりや魅力アップに向け、市民や高校生が提案したプロジェクトが15日、415号に面した市芸術文化館で行われた。ハッピーハロウィーンマーケットや音楽フェスなど多彩なイベントがあり、多くの人でにぎわった。

 氷見市は国道415号沿道での人の活動をより活発化させようと、昨年度から市民協働で取り組みを進めている。14~22日を「景観まちづくりウイーク」と位置付け、期間中に市民から提案のあった九つのプロジェクトを実験的に行う。

 15日は五つのプロジェクトを実施。ハッピーハロウィーンマーケットは、子どもが遊べるスペースをつくりたいと中澤恵子さん(33)=鞍川=が友人2人と企画。会場を回るクイズラリーや段ボール紙を使ったフリスビー作りなどのコーナーを設け、子どもたちが絵を描いて仕上げた。子ども4人と訪れた中村光さん(36)=加納=は「楽しい場がたくさんあって気軽に参加できる」と話した。

 音楽フェスはコロナ下でギターを覚えた中孝司さん(62)=大浦=が、みんなで盛り上がる場をつくりたいと企画。「糸」「ファイト」といったポップスで歌声を響かせた。

 氷見ベジマルシェには氷見で採れた安心安全な野菜、総菜、クラフトなどを扱う7店が出店。氷見高校生のライトプロジェクトでは、通りや商店街を彩るため生徒がブリ形のライトを製作。今回はこのライトに貼り付ける和紙に、子どもたちが絵を描いた。カボチャを使ったランタン作り体験もあった。

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