今年のハロウィンはスクランブル交差点よりお家でゾンビ映画! まさかの仏リメイク版『キャメラを止めるな!』ほか「ゾンパラ2023」でCS厳選放送

『キャメラを止めるな!』© 2021 - GETAWAY FILMS - LA CLASSE AMERICAINE - SK GLOBAL ENTERTAINMENT - FRANCE 2 CINÉMA - GAGA CORPORATION

今年のハロウィンは“おうちゾンビ”で決まり!

皆さんは今年のハロウィンをどのように過ごす予定だろうか? お子さんがいればトリック・オア・トリートなイベントもあるだろうし、仲間たちと仮装して楽しむという人もいるだろう。しかし、渋谷区長による「渋谷はハロウィンのイベント会場ではありません」という“お灸”もあったので、今年は「路上がパーティ状態」というムードにはならないかもしれない(多分なると思うが)。

ということで、今年は“おうちハロウィン”を盛り上げるべく、新旧の「ゾンビ映画&ホラー・スリラー映画」をイッキ観してはいかがだろう? CS映画専門チャンネル ムービープラスの「特集:ハロウィン!ゾンビパラダイス2023」で、日本中が驚いた異例のヒット作をフランスでリメイクした『キャメラを止めるな!』や、鬼才ジムジャームッシュ監督のゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』、あのサメ映画の制作陣が再集結した『ゾンビ津波』などが一挙放送されるのだ!

フランスは日本のゾンビ・コメディをどう料理した?『キャメラを止めるな!』

CS初放送となる本作は、低予算ながら異例の大ヒットを記録したインディーズ・ゾンビコメディ『カメラを止めるな!』のフランス版リメイク。オリジナル版と同じく“30分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル”に挑む、フランス人撮影隊のドタバタを描く。

ロマン・デュリスやベレニス・ベジョなど世界的に有名な俳優たちを起用しているあたりはオリジナル版より豪華だし、バカをやらせると過剰に本気を出すフランス映画らしく、そのドタバタ具合も本家に匹敵する。もちろん設定や物語、キャストなどオリジナル版から引き継いでいる部分と絶妙なアレンジ部分を比べて楽しむのも一興だ。

ジャームッシュ監督が超豪華キャストで描くユル・ゾンビ映画『デッド・ドント・ダイ』

ビルマーレイやアダム・ドライバー、クロエ・セヴィニーなどジム・ジャームッシュ監督でおなじみのメンバーが、まさかのゾンビ映画に集結。本作は寂れた田舎町で巻き起こるゾンビパニックを描いたコメディだが、ティルダ・スウィントン、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ロージー・ペレス、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、セレーナ・ゴメス、イギー・ポップ、トム・ウェイツ、RZAなどなど、とにかくキャストが超豪華なのだ。

メインキャスト3人が演じる町の警官たちが、ある猟奇的な殺人事件をきっかけにゾンビの存在を確信してから、ユルユルとゾンビたちが増殖。鈍重なムーブや生前の習慣、弱点など、いわゆる“ゾンビあるある”もジャームッシュ流のオフビートな笑いに昇華されていて、ダウナーなテンションとは裏腹に最後まで笑わせてくれる。

誰も手を出さなかった「ゾンビ×ディザスター」に挑む!『ゾンビ津波』

本作はタイトル通り、ソンビが津波に乗ってやってきた! という無茶なアイデアをそのまんま映画化したシロモノ。しかし、あのアサイラム社が手がけたブッ飛びサメ映画『シャークネード』シリーズ(2013~2018年)の製作陣が再び集結……と聞けば、その無茶っぷりも瞬時に納得できてしまう。

海から現れるゾンビには、イタリア産ゾンビ映画の名作『サンゲリア』(1979年)を思い出す人もいるだろう。青い肌色もジョージ・A・ロメロ監督による初期ゾンビを彷彿させなくもない。とにかくスナック菓子&ジュースとの相性が抜群の作品なので、ビタイチ気負わずにサクッと鑑賞することをおすすめする。

――そのほか「特集:ハロウィン!ゾンビパラダイス2023」では、レスリー・チャンとジョイ・ウォンが共演した大ヒット香港SFXファンタジー『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズ3作や、マ・ドンソクの存在を世界に知らしめた韓国発ガチ怖ゾンビパニック『新感染』シリーズ2作など、計8作品を放送する。

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