オメガ スピードマスター コーアクシャル マスター クロノメーター ムーンフェイズ クロノグラフ「ムーンフェイズ搭載の7針モデル」【今週の逸本 Vol.220】

フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、見る者の感性を刺激する1本をセレクト。今回はオメガ時計の代名詞・スピードマスターから、ハイスペックな1本をご紹介しよう。

OMEGA
1848年、当時23歳であったルイ・ブランが、懐中時計の組み立て工房を開いたのがはじまり。その後事業を拡大し、1903年に社名を「OMEGA」に変更。オリンピックでも常に名前のあがる公式時計メーカーであり、1965年にはNASA(アメリカ航空宇宙局)が進める宇宙計画のパートナーとしても認められた。1969年に人類と共に月面に降り立った腕時計『スピードマスター』はあまりにも有名。近年では、コーアクシャルムーブメントを採用するなど、時計界のエポックメイカーとして注目されている。

“二つ目”のスピードマスター

計6回の月面着陸プロジェクトに携帯され、世界的にもその性能の高さが知れ渡っているオメガ・スピードマスター。

今回ご紹介するのは、タキメーター付きのベゼル、ブラックの文字盤にクロノグラフと、シリーズ特有のポイントは抑えながら、より機能が追加されたハイスペックモデル。『スピードマスター コーアクシャル マスター クロノメーター ムーンフェイズ クロノグラフ』だ。

スピードマスター コーアクシャル マスター クロノメーター ムーンフェイズ クロノグラフ(未使用品のため保護シールが貼ってあります)

モデル名にもある通り、本モデルにはムーンフェイズ機能が追加されている。6時位置の小窓からは星と月がきらめく様子が見て取れ、漆黒の文字盤を美しく飾る。

スピードマスターのプロフェッショナルモデルは三つ目(3つのインダイヤル)が基本だが、本モデルは3時・9時位置に2つと、これまでとは少し雰囲気が異なるつくりになっている。ムーンフェイズ以外の機能は意外とシンプルなのか? と思いきや、実はそれぞれのインダイヤルには複数の機能が搭載されている。

まず3時位置の積算計。この小さなダイヤルは1軸2針になっていて、60分計と12時間計が一緒になっている。

写真は12時14分ではなく、「0時間」「14分」経過を表してる

9時位置のダイヤルも1軸2針で、短針はスモールセコンドだ。先端が赤い三日月のような形状になっている長針はポインターデイトで、日付を表している。

9時位置のダイヤルはスモールセコンドと日付表示。ベゼルのタキメーターはオメガ独自の合金「リキッドメタル」で装飾されており、優れた耐傷性を持つ。スピードマスターへの採用は本モデルが初である

ムーブメントには高耐久のコーアクシャル マスター クロノメーター Cal.9904を採用。

“マスター クロノメーター”とは、スイスのクロノメーター規格(C.O.S.C)と、オメガが実施するスイス連邦計量・認定局(METAS)の試験を2つ通過した時計にオメガが与えている称号で、精度の高さは時計界随一だ。

OMEGA
スピードマスター
コーアクシャル マスター クロノメーター
ムーンフェイズ クロノグラフ
品番:304.30.44.52.01.001
素材:ステンレススチール
サイズ:縦44.25㎜×横44.25㎜
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:1,080,000円(税込)※未使用品
参考定価:1,782,000円
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、国内正規保証書(2023年6月)、ピクトグラム証、マスタークロノメーター証書等が付属
※価格は2023年10月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

スピードマスターのプロフェッショナル(三つ目のクロノグラフ)は伝統的なデザインでファンを魅了していますが、二つ目のスピードマスターはより現代的なデザインテイストを取り入れ、新たな表情で新規ファンを獲得してるといえます。

スピードマスターというと「月」を連想する方も多く、ムーンフェイズを搭載したモデルは“まさに!”といったところ。シリーズの歴史をしっかりと継承しながら、いまの潮流を落とし込んだバランス良い1本です。ぜひ!

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