一昼夜かけ50キロ踏破 茨城・つくばの並木中教校 900人ウオークラリー

笑顔でゴールする生徒たち=つくば市並木

茨城県つくば市並木の県立並木中等教育学校(深沢美紀代校長)で、約900人の全校生徒が一昼夜かけて約50キロを踏破する伝統行事「ウオークラリー」が開かれた。生徒たちは笑顔でゴールし、完歩を喜び合った。

ウオークラリーは前身校時代の1986年に開始。新型コロナウイルスの影響で2019年以降、中止や縮小開催されてきたが、今年は4年ぶりに通常開催された。生徒たちは同県石岡市からつくば市の同校までの道のり約50キロを、互いに励まし合いながら歩き抜いた。ゴールでは「疲れたー」と言いながらも、晴れやかな笑顔を見せ、保護者らは手作りの豚汁で出迎えた。

同校4年でウオークラリー実行委員の小林愛佳さん(15)は「完歩できるか不安だったが、終わってみたらあっという間だった。楽しく歩けた」と振り返った。

© 株式会社茨城新聞社