いきなり“巨大な焼き芋”川越のホテルに出現 焼きたて感あり、人が小さく見えるサイズ じつはオブジェ、企画した理由は 新スポット誕生の予感

完成した焼き芋の巨大オブジェ=川越市連雀町

 サツマイモのまち川越をPRしようと、焼き芋の巨大オブジェが制作され、埼玉県川越市連雀町のホテル「旅籠小江戸や」に2日、設置された。

 オブジェは同ホテルの運営や、川越の産品を使った地域活性化事業などを展開するTKM(木所裕幸社長)が企画。市内で活動する地元出身の立体アートアーティスト、ヤジマキミオさんに制作を依頼した。担当者で、同社営業部長の森貴史さん(50)は「サツマイモ菓子の販路を開拓した時、川越がサツマイモのまちであることが市外では思ったほど知られていないと感じた。街に分かりやすいスポットができれば、認知度を上げられるのではないか」と、企画した理由を説明する。

 発泡スチロール製のオブジェは、大きさが台座部分を含めて縦210センチ、横91センチ、高さ180センチ。焼きたてのサツマイモのイメージを表現できるよう、ヤジマさんと打ち合わせを重ねながら約2カ月かけて作ってもらった。オブジェは移動可能で、サツマイモをテーマにしたイベント会場でも展示する予定。森さんは「観光客にオブジェと一緒に写真を撮ってもらい、川越いもを国内外に発信していただければ」と期待を込めた。

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