言葉通じなくてもつながれる…ストリートダンス世界一16歳森田さんがさいたま市長表敬 「来年」へ成長誓う

世界大会の優勝トロフィーと優勝フラッグを持つ森田羽楽さん(左)と清水勇人市長=3日午後、さいたま市役所

 英国で8月に開催されたストリートダンスの世界大会で初優勝したダンサー森田羽楽(うた)さん(16)=埼玉県さいたま市=が3日、清水勇人市長を表敬訪問し、優勝を報告した。清水市長は「羽楽さんに憧れる子どもがたくさんいると思う。2連覇を目指して頑張ってほしい」と激励した。

 森田さんは「うた丸」というダンサーネームで活動。今年4月に行われた日本予選のバトル、ソロの2部門で優勝した。日本代表として出場した世界大会では、バトル部門(16歳以上、POP部門)で優勝し、別の部門でも4位と好成績を収めた。

 森田さんは同市桜区出身で、5歳からダンスを始めた。現在は都内にあるダンスの専門学校に通いながら、川崎市のプロダンスチーム「KADOKAWA DREAMS」で活動している。テレビCMやミュージックビデオに出演して活躍の場を広げている。

 今大会で上位5位以内に入り、来年の出場権を獲得した。森田さんは「言葉が通じない世界とつながることができるのがダンスの魅力。来年までに自分がパワーアップした姿を見せられるように練習したい」と意気込んだ。

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