九州高校野球県大会 長崎日大2年連続優勝 海星に1―0

【決勝、海星ー長崎日大】2年連続の優勝を決め、マウンド上で喜ぶ長崎日大のエース西尾(左端)ら=県営ビッグNスタジアム

 第153回九州地区高校野球県大会最終日は15日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝と3位決定戦が行われ、決勝は長崎日大が海星に1-0で競り勝ち、2年連続で頂点に立った。春季を合わせて15度目の優勝。
 長崎日大は初回、立石莉の四球と二盗、犠打で1死三塁として、三丸の左前適時打で先制した。二回以降は四つのバントを絡めてたびたび好機をつくりながら、あと一本が出ずに無得点。ただ、エース西尾が2試合連続完封で海星打線に反撃を許さなかった。四回まで無安打、五回以降は散発4安打の好投。バックも無失策でもり立てた。
 海星は五回に先頭池田の左翼線二塁打から1死一、三塁と攻めた場面でスクイズ失敗。六回は2死一、二塁、七回は1死二塁、八回は無死一塁としたが、後続が断たれて1点が遠かった。
 3位決定戦は瓊浦が大崎を6-3で退けた。
 長崎日大と海星が出場する九州大会は28日~11月3日、福岡県久留米市などで開催。4強以上に入れば、来春の選抜大会出場(4枠)が濃厚となる。組み合わせ抽選会は今月20日に実施される。


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