狛江市管轄の道路に穴 市に報告せずに東日本高速道路が補修

狛江市が管轄する道路で8月から10月にわたり3回、穴が見つかりました。ただ、それを補修工事したのは東日本高速道路で、このことを市に報告していませんでした。穴が空いていたのは、過去に「東京外郭環状道路」の工事をしていた場所の近くでした。

記者:「こちら、野川の脇にあるサイクリングロードですが、地面をよく見てみると、砂で修復されたような痕があります」

東日本高速道路は10月12日、8月から今月にかけ3回にわたり、調布市にある自転車用道路で穴が空いているなど、道路の損傷を確認したため補修工事をしたと発表しました。

この穴は、直径約5センチから10センチで、深さ20センチほどとみられています。本来なら道路を管轄している狛江市に報告すべきところを「利用者の安全を第一」として、応急措置として補修工事を進めたということです。

狛江市によりますと、10月5日に市の職員が道路の現状確認をしたところ、何者かによって修復された形跡があることが分かりました。そして、判明した5日後に、東日本高速道路から狛江市に説明があったということです。この道は3年前に地下で「外環道」の工事をしていた場所の近くで、事業者の対応に不信感を抱く住民もいました。

近隣住民:「なんか調布で1回陥没したのがあって、今回写真見たら小さいが同じようなことが起こっているのかなという気がした」「それはよいことじゃないでしょうね。本来順序だてて説明すべき」

東日本高速道路は、「シールド堀進による影響の可能性は低い」と説明しています。

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