ヘンダーソン、母国でのブーイングに「人の意見はそれぞれ」

[写真:Getty Images]

イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが母国の一部ファンによるブーイングに反応した。

LGBTQ+の支持者でありながら、同性愛をご法度とするサウジアラビアのアル・イテファク行きを決めたことで、その活動家から反感を買うヘンダーソン。イングランド代表では今も中心選手とあって、今月も招集を受けたが、13日にホームで行われた国際親善試合のオーストラリア代表戦ではピッチを去り際に一部サポータからブーイングを浴びた。

イギリス『デイリー・メール』によると、33歳はサポーターのブーイングに「理解できない」と語りつつ、「誰もが自分の意見を持つ」と考えを続けた。

「僕はイングランド代表が大好きで、何年もプレーしている。それこそ僕がまだここにいる理由だ。できる限り長くイングランド代表でプレーしたいし、チームのため、母国のためにすべてを捧げたいと思っている」

「自国のファンからブーイングを浴びるのは良いことではない。でも、聞いて。人の意見はそれぞれだ。街ではばったり会った人からポジティブだったり、良い言葉をいつももらうんだ」

「自分が何者で、このチームと母国のために何かをやるかは変わらない。僕は毎回、すべてを捧げる」

「他の国でプレーしているときにブーイングしたい人がいるのであれば、それはそれで構わない。僕がサウジアラビアでプレーしている件に関して、意見も様々だ。その理由については前に話をした」

「信じるかどうかはその人たち次第だ」

また、LGBTQ+コミュニティのネガティブな反応に「彼らが主張する理由は理解できる」としつつ、フットボーラーとしての日々に集中したいと話している。

「僕は違う視点からものを見ている。理解できるし、受け止めるべきだけど、言い続けているように、僕という人間が変わるわけではない。僕はサウジアラビアという国でフットボールをし、ピッチ内外を良くしたいと思っている」

「僕は政治家ではないんだ。政治に関わるつもりもない。自分のフットボールに集中し、助けを求める人を助けようとするのがこれまでやってきたことだ」

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