「トクメイ! 警視庁特別会計係」制作発表で橋本環奈の生態が明らかに!? あいさつは「チャーッス!」

フジテレビ系で本日10月16日にスタートする連続ドラマ「トクメイ! 警視庁特別会計係」(月曜午後10:00、初回15分拡大=関西テレビ制作)の制作発表が行われ、主演の橋本環奈、共演の沢村一樹、松本まりか、JP、前田拳太郎、徳重聡、佐藤二朗が出席した。

「トクメイ! 警視庁特別会計係」は、緊縮財政の一環として所轄署の経費削減の特別命令=“トクメイ”を背負った特別会計係の女性警察官である一円(橋本が、警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署に専任担当者として派遣され、無駄な器物破損や、いかがわしい情報屋との交流、使途不明な経費などがまかり通ってきた所轄署の一癖も二癖もある個性豊かな刑事たちと、時にぶつかり合い、時に協力して、次々と起こる事件を解決へと導いていく刑事ドラマ。

橋本が、まず自身が演じる円について、「刑事ドラマですが、『トクメイ!』は、お金にまつわることばかり出てきます。もちろん事件も解決しますが、円が関わることによって全然違った角度から進んでいくストーリーがすごく面白いところだと思います。突き進む真面目さとあまりの不運さに、かわいそうと思ったりかわいく感じたり、多角的に円の良さとか魅力みたいなものを見ていただけるのではないかなと思っています」と伝えた。

そして、出席者が順番にあいさつしていく。円が着任する強行犯係で、円から目の敵にされる係長・湯川哲郎役の沢村は、「一言で言えば、昭和のおじさん刑事。ちょっと乱暴なシーンもあるのでSNSでバズったりしちゃうかも…。でも役なので!」と放送前に早くも弁明。

強行犯係で唯一の女性刑事・藤堂さゆりを演じる松本は、「武闘派の松本です(笑)。一言で言いますと、現場が楽しい! 初日からこんなに楽しい現場があるのかと思うくらい楽しくて、この楽しい現場そのままが、ドラマの面白さになっていると思います」と、振り返った。

続けて、強行犯係の頭脳派刑事・大竹浩介役を務めるJPが、「芸人というマインドを置いといて、役者として新しい扉を開けて3カ月間大竹を演じさせていただきますので、ぜひ楽しんで!」と、役者の顔でコメント。

強行犯係の新人刑事・月村久役を担う前田は、「月村は一番後輩で、上司の皆さんからいじられ愛されキャラクターなので、見ているみなさんにも愛されるように撮影を頑張っております。現場もすごく明るくて、笑いが絶えない現場ですので、皆さんもいっぱい笑っていただけたらいいなと思います」と爽やかに語った。

アイドル好きで結婚することが夢という、強行犯係の刑事・中西翔に扮(ふん)する徳重は、「この設定に納得いっていないです。ダメ人間過ぎる。ただ、半分はポンコツという意味で合っているかな…。まだ、そこまでいじられていないですけど、この先の台本を読んでいると、中西はかなりポンコツ(笑)。円や強行犯係のメンバーもポンコツな部分はあるのですが、それを補う優秀さがあるんですよね…」と不満をもらし、笑いを誘った。

万町署の金庫番で、警務課長・須賀安吾を演じる佐藤は、「あのぉ~、このあいだですねぇ」と、静かなトーンで何を話すのかと思ったら「先日、お手洗いに行ったら、ちょっと尿もれをしまして…」と突然自身の恥ずかしい体験談をし、暴走する佐藤にスタッフが慌てる。その後、落ち着いたところで「今までにないくらい、須賀はむちゃくちゃ優秀な人物なんです。射撃の腕前もすごいし。そんな役は初めてなので、ぜひそこを見てほしいです」と話し、「なんかごめんなさいね(笑)」と暴走したことを謝った。

すると橋本から「最初からそれを言えばいいのにー」とツッコまれた佐藤は、「そうなのか? なんか、真面目に言うのはね~」ととぼけて見せると、沢村から「射撃と尿もれがリンクしていただけです!」とフォローされ、佐藤が記者に向かって「今のところ、面白おかしく書いておいてね!」とお願いしていた。

場の雰囲気を立て直して、作品への手応えを聞かれた橋本が「面白いですよね!」と登壇者に感想を求めると、佐藤が「お金にフォーカスしている刑事ドラマって、今までになかったオリジナル作品ですごく面白いなと思いました。実際、脚本も面白いですし、現場もとっても楽しいです」と同調。沢村も「お金にフォーカスしてるっていうのももちろんそうなんですけど、脚本がすごく面白くて。特に伏線の張り方が上手で、話をまたいで回収したりします。最近は、細かいところをチェックしてSNSでいろいろなことを書いてくださる視聴者の方がいっぱいいらっしゃいますが、そうした人たちが楽しめるドラマになっていると思います!」とアピールした。

今回、橋本と初共演になる沢村。橋本の印象を聞かれると「撮影現場で、橋本さんとの最初のあいさつが『初めまして』じゃなくて、『久しぶり!』みたいな感じだったんですよ…」と、何かを言いたそうな様子。何を言われるのかと「どどどどどういうことですか。『久しぶり!』みたいな感じって?」と焦る橋本に、「24歳の女優さんだと『初めまして、よろしくお願いします』と来るイメージがありますよね…」と沢村が問いかけ、橋本は「え? そんな感じでしたよね」と返すが、「全然違ったよー。『チャーッス!』って…」と、その時の橋本を再現して見せる。

すると橋本は「さすがに『チャーッス!』とは言わないですよー」と爆笑するが、佐藤がその話に入り、「全く一緒で、彼女が17歳の時に『銀魂』(2017年)って映画で会った時も『チャーッス!』って感じでした」と暴露。ここでも橋本は「『チャーッス!』とは言わないんですよ」と否定するが、「橋本環奈ですって言い方が『チャーッス!』なんですよ」と佐藤に指摘され、「私は『チャーッス!』と言ってた覚えがなくてですね。でも、確かに『よろしくお願いします』の言い方が軽くて、『チャーッス!』寄りな感じだったかもしれないですね」と結果的に認める流れになり、このやりとりを会場が温かく見守っていた。

さらに、撮影現場の橋本に対して、佐藤は「現場で鼻歌を歌っている橋本が酔っ払いのおじさんと似ている」と言い、「基本、おじさんなんですよね」と断言。これには橋本が、「二郎さんとの共演シーンが多いので一緒にしゃべっているんですけど、夜のおつまみの話しかしてないですね」と明かす。年の離れた2人だが、お互いその話題が合って盛り上がるようで、佐藤は「だからおじさんですよ。同級生くらい」とあらためて言い切り、おすすめのおつまみトークも展開した。

そんな中、役づくりについてや撮影中の印象的なエピソード、最近ハマっていること、さらに、ドラマのテーマにちなんで「最近削減したこと」などの真面目な話も繰り広げられ、最後に橋本が「お金にまつわる作品で、円が強行犯係の皆さんに経費削減を訴えます。第1話では、1円玉がなくなるという、あまり気にしてもらえないようなことでも、円だけが着目して発言したり行動に移したりします。現場は、今日のように和気あいあいとした雰囲気で楽しいし、ストーリーもシリアスすぎずに面白いです。重たい気持ちになることはないですし、幅広い年代の方に笑って楽しんでもらえるドラマなので、ご家族みんなでご覧ください!」とあいさつして、イベントは終了した。

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