インモービレが1月にラツィオ退団へ? アル・シャバブが再オファーか

[写真:Getty Images]

ラツィオのイタリア代表FWチーロ・インモービレ(33)はサウジアラビア行きに傾いているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

ラツィオとイタリア代表でキャプテンを務めるインモービレ。セリエAで得点王4回を誇るストライカーはリーグ通算200ゴールまであと「4」に迫っており、順調にいけば年内の到達も可能だろう。

ただ、久々のチャンピオンズリーグ(CL)参戦、さらに今シーズン終了後のユーロ2024、これらを見据えて今夏サウジアラビア勢からのオファーを蹴った33歳は、ラツィオの低調な今季の滑り出しに苦難を感じているとイタリア『Il Messaggero』に語る。

「チームに対するいくつかの疑問を自問したと認めるよ。僕は少し傷ついているし、動揺もしている。考えがまとまらないよ。数日間はここを離れた方が良いとさえ思った」

インモービレは今季の公式戦9試合で2ゴール。まだまだ健在とはいえ、どうしても全盛期を過ぎた印象は拭えず、自身のラツィオにおける立場も安泰ではないと感じ始めていることが見て取れる。

そんななか、今夏お断りしたアル・シャバブが来年1月に再びオファーを出す準備を整えたとのこと。サウジ・プロフェッショナルリーグは外国籍選手枠が「8」となっているが、年内に「10」となる可能性もあると言い、その場合は著名選手のサウジ行きに拍車をかけることになるようだ。

ラツィオは今夏セルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチをアル・ヒラルへ4000万ユーロ(約62億9000万円)で売却。クラウディオ・ロティート会長は少なくとも同額でなければインモービレ放出を認めないと考えられている。

© 株式会社シーソーゲーム