サッカー元日本代表の太田吉彰が清水エスパルスを直撃取材!残り4節、J1自動昇格のために何が必要か!

サッカーJ2リーグが佳境を迎えています。清水エスパルスは前節、ジュビロ磐田に勝利し自動昇格圏内の2位に浮上しましたが、3位東京ヴェルディ、4位ジュビロ磐田との勝ち点差はわずか2。残り4節、一つも落とせない戦いが続きます。元日本代表で解説者の太田吉彰さんが清水エスパルスの練習を取材し、J1昇格のためのポイントを探りました。

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<太田さん>
「(三保グラウンドに来るのは)取材としては初めてですね。若い頃、“2軍”のサテライトリーグがあった時に、兄の太田圭輔がエスパルスにいて、兄弟ダービーをここでやらせてもらった思い出があります。全然変わっていなくて、相変わらず素晴らしいグラウンドですね」

太田さんがJ1昇格のポイントとしてフリップに書き込んだのは「アクションサッカーで優勝目指せ」ー。

<太田さん>
「先制するとエスパルスは強い。リアクションサッカーではなく、アクション。守るのではなく、攻めるところを意識してもらいたい」

<ディレクター>
「昇格ではなく優勝を目指す?」

<太田さん>
「下を意識するよりは上を意識した方が、より自分たちのサッカーができる。逆転優勝に向けてやっていくことで自然と昇格できる」

今までやってきたサッカーを貫くことが昇格への最大の近道。常に超攻撃的に、そして守備でも前線から積極的に仕掛けられるか。練習では選手間で何度も話し合い、「意識の共有」を図っていました。フォアザチームの精神がエスパルスを昇格へと導きます。

<太田さん>
「1人でボールを取りに行ってしまうと難しい。チームとして同じタイミングで取りに行くことが大事。練習を見ていると(陣形が)コンパクトなので、距離がすごく良い。それだけコンパクトだと奪った後チャンスになる」

<乾貴士選手>
「俺が点を取る、取らないということは気にせず、チームが勝つことだけを考えないといけないと思っている。とにかく昇格することが一番なので、そこだけを考えてやりたい」

<吉田豊選手>
「(前節ジュビロ磐田戦は)もう1回J1に上げるんだって気持ちと負けたくないって気持ちが前面に出た、気持ちの入ったプレーができたと思う」

<秋葉監督>
「前節の磐田戦をスタンダードにしなきゃいけないと思っている。さらにレベルアップできるようにしたい。超攻撃的をうたっている中で、1点だけでは面白くないですから、3点、4点取れるように。みなさんは多くのゴールを見に来ていると思っているので、そういうクラブでありたい」

取材をした10月13日は秋葉監督の48回目の誕生日でした。

<太田さん>
「練習は良い意味でピリピリしていました。この時期はレギュラー組とサブ組のテンションの差があることが多い。でも、清水は出場していない人もピリピリして、戦っていた。全選手が同じ方向を向いているように感じた。一体感がすごかった。すべて勝ち続けてほしいという思いです」

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