江戸時代から伝わる五穀豊穣と無病息災を願う伝統行事 山田大名行列 宮城・気仙沼市本吉町

宮城県気仙沼市の本吉地区に伝わる伝統行事、山田大名行列が5年ぶりに行われ、華やかな衣装に身を包んだ男衆が地域の五穀豊穣と無病息災を願いました。

山田大名行列は、江戸時代中期の1821年、本吉町山田地区に広がった流行り病が鎮まることを神社に願い、そのお礼として大名行列を奉納したのが始まりと言われています。

東日本大震災後は復興や鎮魂も願い3年に1度行われていて、始まってから200年の節目を迎えるはずだった2021年以降は新型コロナの影響で延期が続き、今回は5年ぶりの披露となりました。

参加者「成り立ちとかを後世に伝えていけたらなと思っています」

見物客「伝統をつないで行くっていうことが素晴らしいんじゃないですかね

15日はあいにくの雨模様で地域の体育館での開催となりましたが、82人の男衆が「勢良生勢(せい・よう・おい・せ)」と掛け声を上げながら力強く練り歩く様子に、見物客が大きな拍手を送っていました。

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