大河ドラマ「どうする家康」第40回・天下人家康

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。「天下人家康」と題する第40回(10月22日放送)では、秀吉亡きあと政治の中心を担うようになった家康が、三成との対立を深めていく。

秀康の死後、政治の中心を担い始める徳川家康(松本潤)(C)NHK

前回(10月15日放送)は、茶々に次男・拾(のちの豊臣秀頼)が誕生。明との和睦を決めた秀吉だったが一転、ふたたび朝鮮へ兵を差し向けると宣言した。

秀吉の暴走で都が重い空気に包まれるなか、家康は京に隠居していた家臣・酒井忠次(大森南朋)を訪問。忠次から「天下を取ってほしい」と最後の願いを託されて悩む家康だが、その後体調を崩していた秀吉が息を引き取る。

第40回では、秀吉死去の報で国内に動揺が走るなか、三成と朝鮮出兵の後始末に追われる家康。さらに秀吉の遺言に従い、五大老たちと政治をおこなおうとするが、毛利輝元(吹越満)や上杉景勝(津田寛治)は自国に引き上げ、前田利家(宅麻伸)は病に倒れてしまう。

加藤清正(淵上泰史)ら諸国大名たちから頼られるうちに、やがて政治の中心を担うようになる家康。一方でそんな家康に野心があるとみた三成は警戒心を強め、2人は対立を深める・・・。

本作は、戦国の世に翻弄されながらも天下統一を決意した男が、襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろいの家臣団と力を合わせて生き延びてゆく物語。放送はNHK総合で日曜・夜8時から、BSプレミアムは夕方6時から、BS4Kでは昼12時15分から。

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