首相、靖国参拝は見送りへ 秋例大祭、初入閣組の対応に注目

 岸田文雄首相は、17~19日の靖国神社の秋季例大祭に合わせた参拝を見送る方針だ。代わりに「真榊」と呼ばれる供物を奉納する。関係者が16日明らかにした。9月の内閣改造で初入閣した閣僚の対応が注目される。

 首相は2021年10月の就任以降、秋季と春季の例大祭で同様の対応を取っている。8月15日の終戦の日も参拝はせず、自民党総裁として私費で玉串料を納めている。

 初入閣した11人のうち、木原稔防衛相と松村祥史国家公安委員長は会見で「適切に判断したい」と答えた。盛山正仁文部科学相、伊藤信太郎環境相、自見英子地方創生担当相、加藤鮎子こども政策担当相は「予定はない」としている。

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