広島・新井監督「目標ができる」 五輪競技、プロ野球から歓迎の声

2008年北京五輪の韓国戦で、6回裏に先制2ランを放ち、先発和田(右下)に迎えられる新井(共同)

 2028年ロサンゼルス五輪で野球の復帰が決まったことを受け、プロ野球界から歓迎の声が上がった。08年北京大会に出場した広島の新井監督は「目指す最高の舞台ができて良かった。代表に入りたいという目標ができて、入ったらメダルを取りたいとなるだろうから、すごくうれしい」と喜んだ。

 00年シドニー、北京両大会に出場経験のある巨人の阿部新監督も「どこの国もプロが参加するようになったし、それは決して悪いことではない。出たら素晴らしい経験になるし、野球界にとってもいいんじゃないか」と語った。

 今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝に貢献した中日の高橋宏は「野球をもっとメジャーな競技にできるように頑張りたい。それまでに自分の地位を確立して、トップチームに選ばれたい」と意欲を示した。高橋宏と同じ21歳で今季飛躍した巨人の秋広は「日本代表に憧れはある。いずれはあの(代表の)舞台に立てるように、レベルアップできるように頑張っていきたい」と話した。

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