児相で職員が虐待、三重 一時保護の中学生2人に怒鳴る

 三重県児童相談センターは16日、北勢児童相談所(同県四日市市)で、男性職員が一時保護中の男子中学生2人に対し、怒鳴るなどの虐待をしていたと発表した。職員の処分を検討する。

 センターによると、職員は8月12日、一時保護所で騒いでいた男子を指導する際、至近距離で「何たたいとんのや」などと怒鳴った。一緒に騒いでいた別の男子にも「いいかげんにせいよ」などと怒り、詰め寄った際に額同士がぶつかった。

 児相から報告があり、センターなどが聞き取りを実施。怒鳴ったり額がぶつかったりした行為が虐待に当たると認定した。職員は「感情的になり、怖い思いをさせて申し訳なかった」と話しているという。

© 一般社団法人共同通信社