三重県は「虐待」と認定…児童相談所の職員が、一時保護中の中学生を怒鳴るなどしていたことがわかりました。
三重県によりますとことし8月、四日市市の北勢児童相談所で、一時保護中だった男子中学生2人が廊下で騒がしくしていたため、男性職員が対応にあたりました。
2人は指示に従わず、そのうち1人が職員の手を振り払うなどしたため、職員は至近距離で「なに叩いとんのや」などと怒鳴ったということです。
また、もう1人の生徒に対しても「黙れよ。邪魔するなよ」などと怒鳴ったほか、職員の額が2度、生徒の額に当たったということです。
現場にいた別の職員が上司に報告し事案が発覚したもので、外部の弁護士を交えた調査のあと三重県は、今月13日に開かれた審議会で「虐待」と認定しました。
県は、年内に再発防止策をとりまとめる方針です。