セクハラ被害者傷つけた 新聞労連、細田博之氏に抗議

 衆院議長の辞任を13日の記者会見で表明した細田博之氏に対し、新聞労連は16日、地方紙やフリーランスの記者を会見から排除し、セクハラ被害者を傷つける発言を繰り返したとして、抗議する声明を発表した。

 声明では、細田氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係やセクハラ疑惑について説明を求める声を無視し続けたと指摘。今回の会見に参加者の規制を設け、1時間弱で打ち切ったとし、「強権的な会見の手法を容認できない」と批判した。

 セクハラ疑惑を巡り、細田氏が被害を申告した人がいないと否定したことには「ハラスメント被害者を高圧的に抑え込む許しがたい暴言だ」とし、発言の撤回を求めた。

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