野球・ソフト、復帰に祝福の声 ロス五輪、東京大会で金メダル

2021年8月、東京五輪の野球決勝で米国を破って金メダルを獲得した稲葉監督(中央)。ナインに胴上げされて帽子を上げた=横浜スタジアム

 野球・ソフトボールが2028年ロサンゼルス五輪で復帰することが16日に決まり、両競技の関係者には祝福の声が広がった。21年の東京五輪で野球日本代表を金メダルに導いた稲葉篤紀元監督は「野球人として非常にうれしい。野球が世界に知れ渡り、もっと野球をやる国が増えてくることを願っている」と高揚感を口にした。

 今年3月のWBCで日本を率いて頂点に立った栗山英樹前監督は「スポーツの祭典で復活することはうれしいことですし、野球人の悲願でした」とコメントした。就任したばかりの井端弘和新監督は、現役時代から国際大会の経験が豊富。「(代表戦に)出場して経験して、またうまくなろうとやってきた。何とか継続してやってくれれば」とロサンゼルス大会以降も実施されることを願った。

 ソフトボールも東京大会に続き金メダルを狙う。エースとして長く代表をけん引する上野由岐子投手(ビックカメラ高崎)は「夢のような報に接し、五輪復帰に携わっていただいた方々へ感謝の気持ちでいっぱい。これからも精進してまいります」と喜んだ。

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