神戸港の秋の夜空を焦がす花火イベントが16日始まった。「みなとHANABI-2023-神戸を彩る5日間」と題し、20日まで毎日午後6時半から10分間、約700発の花火が打ち上げられる。
神戸市などでつくる実行委員会の主催。新型コロナウイルスの影響で、2019年が最後になった神戸の夏の風物詩「みなとこうべ海上花火大会」に代わる催しとして昨年始まった。
観覧場所のメリケンパークでは、花火とともに音楽も楽しめる。初日はYOASOBIの「アイドル」など3曲が流れ、観客はリズムに乗って色とりどりの花火を見上げていた。
仕事帰りに恋人と訪れた同市中央区の男性会社員(31)は「人が多すぎず、快適に花火を満喫できた」と話した。
期間中の午後6時~7時半は、周辺で交通規制を実施する。詳細は公式サイトで確認できる。(小野坂海斗)