ガザ越境求め、南部検問所に集結 トランク抱え、子どもの姿も

パレスチナ自治区ガザ南部のラファ検問所の外で休む子ども=16日(ロイター=共同)

 【カイロ共同】イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ南部のラファ検問所に16日、大勢の人々が押し寄せた。検問所は同日昼時点で再開されていない。イスラエル軍とハマスの戦闘を逃れエジプト側への越境を求める大勢の人は長時間、屋外で待機。中東の衛星テレビが伝えた映像では、トランクを抱えた女性や、子どもの姿が多く見られた。

 検問所付近のパレスチナ人記者によると、集まったのは欧米の人々や外国籍を保有するパレスチナ人ら数百人。多くの人が早朝から検問所で待ったが、再開について情報が錯綜。記者は「イスラエルが認めていない」と主張した。

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