すでにお互いが好意を感じている同士ならば、必死になって「興味アピール」や「味方アピール」する必要はありません。
お付き合いが迫っているタイミングで伝えるべきなのは、「あなたが好き」ということ。
そのために必要なのが「自己開示」。自分の秘密や胸の内にしまった思いを「あなただから見せられる」と伝えることが、とても効果的なのです。
しかし、まだ付き合っていない関係性だと、どの程度相手に自分を見せたらいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、付き合う前に「見せていい部分」と「まだ見せないほうがいい部分」について紹介します。
自己開示はバランスが大切
人は、自分に秘密を見せた相手に親しみを感じます。これは、恋愛以外の人間関係でも同じ。
深い秘密であるほど親近感も強くなり、「ここまで自分を見せるのは、きっと僕を好きだからだろう」と確信を持ち始めます。これをぜひ活用しましょう。
とはいえ、恋愛にはミステリアスさが必要です。何もかも開けっぴろげに見せてしまっていい、というものでもありません。 何を見せて、何を隠しておくか考えて接する必要があります。
見せたほうがいい姿とは?
1: 軽い失敗談
「転んでしりもちをついた」「友達かと思って手を振ったら違う人だった」など、笑ってしまう軽い失敗談は開示してOKです。
自己開示と同時に「おっちょこちょいで可愛いヤツ」と思わせ、放っておけない気持ちにさせることができます。
ただし、付き合わないうちから「仕事で失敗し、数十万の損害を出した」などの深刻なものは避けましょう。あくまでライトな話題に留めるのがポイントです。
2: ライトな弱点
「高所恐怖症」「虫が苦手」などのライトな弱点は、「守る」と言うほどではないけれど「フォローしてあげよう」と思わせることができます。
そのほかにも、「心配性」「人見知り」といったかわいげのある弱点がいいでしょう。
一方、「寂しがりや」という白点は、は男性によっては「めんどくさそう」と思われることがあります。
3: 自分の経歴
「学生のときに引っ越しして東京に来た」「バイト先で鍛えられた」「妹と仲がいい」など、異性関係以外の過去や自慢以外の家族の話題がおすすめです。
変哲のない経歴で「平凡な話」と思っても、相手は意外に感じて興味を示すことがあります。
違った環境で育った同士なら、こちらが“普通”と思っている内容でも盛り上がることができるでしょう。
4: 自分の悩み
ここで言う悩みは、「最近寝つきが悪いの」など、すぐに相手がアドバイスしたり解決したりできそうな簡単な悩みです。
精神的な悩みは、付き合ってから話したほうがいいかもしれません。“苦しかった告白”のような、重い話をされると「依存されそう」と身構える男性も。
今はまだ見せないほうがいい姿とは?
1: 過去の異性関係
これまでの異性関係に関する話題は、深い関係になるまではタブーです。
男性は、自分から聞いておきながら「そんなに経験があるんだ」と幻滅することがあります。聞かれたとしても詳しく言わずに、さらっと受け流しておきましょう。
相手の恋愛の話を聞きたい場合、聞いたあとに「そうなんだ。私の場合はね」と、ならないように注意。
2: 自分や家族の自慢
「私はそこらの女性と違うんだから」という気持ちから、学歴や仕事の実績の自慢を聞いてほしいこともあるでしょう。
しかし、たとえ好意があってもこのような自慢話は相手をげんなりさせる可能性があります。
あなたの父や兄弟が彼よりランクが上の場合、あなたを諦めたり気持ちが冷めたりしてしまうことも。
どうしても「同性はライバル」と感じ、つねに比べられている気分になるのです。
3: 自分のモテ話
彼に「私はモテる、迫られている男性がいる」と言えば、あわてて告白してくれるのでは? と思っていませんか?
しかし、それは相当あなたのことが好きな場合だけ。
たいていの場合は「じゃあその人と付き合えば?」と相手の気持ちを冷めさせてしまう結果を招きます。
4: 恋愛に関する失敗談
男性は、女性の過去には複雑な感情を持っています。
本当はどんな女性なのかどんな恋をしていたか知っておきたいのですが、「もしうれしそうに話したら、元彼をほめたら……」と考えてしまい、「やっぱり知りたくない」と葛藤するようです。好きならなおさらかもしれません。
付き合う前の段階では、恋愛に関する失敗談は避けておきましょう。
5: 汚い話の暴露話
「駅のホームで吐いた」などの失敗談や下ネタ系の暴露話をしてしまうと、せっかくお付き合い直前だったとしても一気に恋愛対象外にされてしまう可能性があります。
ウケ狙いだとしても幻滅されるだけ。しないほうが賢明です。
「誰も知らない私」を見せるのに最適な話題は?
1: 家族や育ちの秘密を言う
「これは誰も知らないことだから、秘密ね。実は、私の両親は別居中なの」などの家族の秘密を明かすのも効果的です。
あなたがすでに一人暮らしなら、それほどイメージダウンはないはず。
「だから私、付き合う人とはずっと仲よくしたいな」と、自分に重ねてアピールする材料になるものが良いですね。
2: 弱さをチラッと見せる
これはやや気が強そう、しっかり者というイメージがある女性の場合に効果的。
「君は強いから」と言われたら、具体的な説明は語らずに「そう見えるのかな。本当はすごく弱いんだよ」とひとこと口にしましょう。
ハッキリ言わなくても大丈夫ですし、実際に弱くなくてもかまいません。自分にも意外な弱さがあることを匂わせるだけでOKです。
3: 住んでいる場所をそれとなく話す
「私のマンションは〇〇駅を降りてすぐ、歩いて5分くらい」と、家の場所を具体的に言ってみましょう。単なる世間話のようですが、男性は「遊びに来てと言う意味かな」と思うようです。
女性はなかなか住んでいる場所などのプライベートは明かさないものです。
男性にとっても特別感のある情報なのですね。
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嫌われたくないから肝心なことを隠したり、よく思われたいからつい自慢したり、逆に、すべてオープンにして「話したこと全部受け止めて!」とぶつけたり。
自己開示についての距離感は非常にセンシティブで、間違いやすいものです。
付き合う前の微妙な時期は、「見せること・見せないこと」の加減が重要ですので、小出しにしていきましょう。
(mimot.(ミモット)/ たえなか すず)