ソフト藤本監督が退任 小久保2軍監督の昇格有力

ロッテにサヨナラ負けし、ファンへのあいさつに向かうソフトバンク・藤本監督(右から2人目)=ZOZOマリン

 プロ野球ソフトバンクは16日、藤本博史監督(59)が退任したと発表した。後任は小久保裕紀2軍監督(52)の昇格が有力となっている。

 今季が2年契約の最終年だった藤本監督は3年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指し、7月初旬までは首位と好調だった。その後、54年ぶりの12連敗を喫するなど失速。3連覇したオリックスに15.5ゲーム差をつけられ、3位から挑んだクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは1勝2敗で敗退した。

 藤本監督は1軍打撃コーチや2軍監督などを歴任。7年間チームを率いた工藤公康前監督の後任として、2022年から指揮を執った。コーチ時代に柳田悠岐外野手らを育てた手腕を買われ、勝利と世代交代の両立を託された昨季は最終戦に敗れ、リーグ優勝を逆転で逃した。

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