大阪うどん界に新風を吹き込む人気店!香川の名店で磨かれた技術と味わいを堪能

2017年創業の『Udon Kyutaro』は、香川県の『手打十段うどんバカ一代』で3年間の勤務経験と、『手打ちうどんよしや』で3年間の修行を積み重ねた店主が、愛情を込めて手打ちした麺を提供しているお店です。

『うどんバカ一代』と『よしや』の両店は、香川県内はもちろんのこと、県外にもその名を広めているほどの名店です。

その両店の技術と味わいを継いだお店という事もあり、『Udon Kyutaro』は開業前からうどん愛好家に注目されていました。

開業後もうどん愛好家の期待を裏切ることなく、むしろ想像以上の絶品うどんを提供され、一般の層にもその美味しさが知れ渡っています。

余談ですが、店名の『Kyutaro』は店主のお名前では無く、お店のある場所が“久太郎町”という地名なので、それが由来だそうです。

お店の最寄り駅は大阪メトロ御堂筋線本町駅。

12番口から出て徒歩5分ほどの場所です。

初めて訪れる人がまず最初に驚くのはその店舗外観。

「開店していないの?」と思わせる外観です。

実は上の画像、シャッターが閉まっている場所は別の店舗です。

ウインドウから小麦粉の袋が見えるのが『Udon Kyutaro』です。

ウインドウ横の、木目調の扉を開けるとお店に入る事が出来ます。

出入口扉を開けるとすぐに段差がありますのでご注意下さいね。

店内はコンクリート打ちっぱなしの仕上げで、そのユニークな質感とアーバンなスタイルが特徴的な、とてもスタイリッシュな立ち食いスタイルのお店です。

大阪本町と言えば問屋街で知られており、多くの人が忙しく日々を送っている街です。

そういう街だからこそ、サッと入って、ズズズとうどんを啜って、サッと出る事の出来る立ち食いスタイルが好ましいのでしょう。

お店に入ったら、まずは店舗奥のカウンターにて注文をして下さい。

あと、カウンター上には、揚げ物やご飯物などのサイドメニューが用意されています。

会計を済ませてから席の方へ。

サイドメニューを取られた方は、そのまま料理を席までお持ち下さい。

尚、メインのメニューは出来上がり次第、スタッフが席まで運んでくれます。

(食事後の空の食器も、スタッフが片付けてくれます。)

但し、お水、薬味などはご自分でご用意下さい。

牛肉とすだちが絶妙に調和し、香り高く満足感のある「肉すだち」

弾力感のあるうどんとジューシーな牛肉、爽やかなすだちの組み合わせで、贅沢な味わいが楽しめる「肉すだち」。

一度食べたらやめられない美味しさです。

「肉すだち」は「温(温い麺に熱い出汁)」と「ぬる(冷たい麺に熱い出汁)」の2つから選択出来ます。

今回私は「ぬる」で頂きました。

まずは出汁から頂きます。

出汁はいりこの風味が豊かに広がり、同時に牛肉の旨味も絶妙に溶け込んでいます。

さらに、すだちの爽やかな香りで、さっぱりとした心地良い味わいを楽しめます。

牛肉はジューシーで旨味に溢れ、とても美味しくいただけます。

お肉の量も、私にとってちょうど適量でした。

麺は、表面がもちもちで、奥にコシが待っています。

食感がとても良く、小麦の風味もじっくりと堪能できました。

今回頂いた「肉すだち」は、食欲をかき立て、満足感を感じる一品です。

ぜひ、一度試してみてください。

大阪と讃岐の食文化が出会い誕生した新しい「きつねうどん」!

『Udon Kyutaro』の「キツネのキュータロー」は、楽しい見た目を持つ六角形の油揚げの載った「きつねうどん」です。

香川県産の小麦粉から手打ちされた麺と、香川県産のいりこから取った出汁、そこへトッピングされている六角形の油揚げ。

香川へのリスペクトと大阪らしいクリエイティブさが融合したうどん「キツネのキュータロー」を是非お楽しみ下さい。

『Udon Kyutaro』は7:00から10:00の時間帯で、朝の営業が行われています。

今回、私はその朝の時間帯にお店を訪問しました。

当初、先程紹介した「肉すだち」と一緒に、朝限定メニューの「あさキュー」を注文する予定でしたが、上のメニュー表を見て心変わりしてしまい「キツネのキュータロー(冷)」を注文する事にしました。

大阪人の私は、朝から食べる「きつねうどん」の美味しさを、よーく知っていますので。

それに、こちらのお店では、2杯目のメニューを注文した場合、「おかわり」として、50円引きになるのでお得です。

「キツネのキュータロー」は「温(温かい麺に熱い出汁)」と「冷(冷たい麺に冷たい出汁)」から選択出来ます。

私は「冷」にしました。

セルフコーナーで取ったネギと天かすを、うどんにトッピングして頂きました。

まずは出汁ですが「肉すだち」の時とは違った味わいがあります。

出汁にはいりこと昆布の風味がよく感じられ、油揚げの甘さも程よく溶け込んでいます。

少し甘めの出汁ではありますが、朝にはぴったりの甘さです。

油揚げは、お店のロゴマークと同じ六角形。

丁寧に下ごしらえされた油揚げは、煮汁がしっかりと染み込み、その甘辛い味がジュワ〜と口の中で広がります。

油揚げの甘味が出汁にも溶け込んで、より一層味わいが深くなります。

冷たい出汁に浸した冷たい麺は、噛む瞬間にしっかりとした抵抗感を持ち、その弾力とコシは温かい麺と比べても目立っています。

麺の旨味と出汁の風味を同時に楽しめるのも、さらに嬉しいことです。

「キツネのキュータロー」、期待を裏切らない美味しさでした。

朝のひとときを豊かにしてくれるメニューです。

皆様にも是非味わってほしい。

『Udon Kyutaro』がある大阪船場の『丼池(どぶいけ)ストリート』は、商業施設や飲食店で賑わう通りです。

かつては繊維問屋街で知られていましたが、現在では多くの観光客も訪れる場所となっています。

『Udon Kyutaro』のうどんは、この街の住民や訪れる人々の心を喜ばせる特別な一杯だと私は思いました。

Udon Kyutaro

〒541-0056 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目1-16 102南 丼池繊維会館

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ブログ:放浪うどん人

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*この記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:放浪うどん人

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