二戸カシオペア、初の全国切符 中学野球、岩手県勢対決制す

全国大会に向け、気合を入れる二戸カシオペアのメンバー

 二戸地区の中学3年でつくるKボール野球チーム「二戸カシオペア」は、11月3日に静岡県で開幕する第21回全国中学生都道府県対抗野球大会に初出場する。岩手県勢対決による東北大会決勝を制し、初の東北代表に輝いた。メンバーは中学野球の集大成となる大舞台に向けて練習に励んでいる。

 全国大会を約半月後に控えた13日夜。メンバー19人は一戸町総合運動公園野球場に集まり、午後6時から約2時間、球場にきびきびとした声を響かせながらバッティングや守備練習に励んだ。

 二戸カシオペアは、野球の部活動を引退した管内5校の19人で構成する。「楽しく野球をする」をスローガンに、チーム練習は週1~2回、土日を中心に行い、平日は各選手が自主的にトレーニングを進めてきた。

 今月上旬に20チームが参加して開かれた東北大会では、県勢対決となった久慈DREAMSとの決勝に2―1で勝利し、初優勝した。

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