【MLB】 レンジャーズが初回4点の猛攻でシリーズ2連勝 プレーオフに強いイオバルディはプレーオフ3戦全勝

写真:4点目を叩き出したレンジャーズ・ロウ

日本時間17日、ア・リーグチャンピオンシップの第2戦は第1戦に引き続き、レンジャーズがモノにした。

レンジャーズは1回表、電光石火の攻撃で一挙に4点を先制。無死1・2塁から、アストロズの先発フランバー・バルデスが送球エラー、さらに4番アドリス・ガルシアと5番ミッチ・ガーバー、7番ナサニエル・ロウにタイムリーが飛び出た。

さらに3回にも6番ジョナ・ハイムにソロ本塁打が飛び出し、アストロズのバルデスを2.2回でノックアウト。試合はレンジャーズのペースになる。

前日は完封負けを喫したアストロズ打線はジリジリとレンジャーズに迫る。2回と8回にヨーダン・アルバレスが2本のソロ本塁打を放ち、6回にも四球からの出塁で6番マイケル・ブラントリーのタイムリー二塁打で生還した。体調不良に悩まされているというアストロズの主砲だが、それを全く感じさせない驚異的なプレーを見せた。

アストロズは4回にもアレックス・ブレグマンのソロ本塁打があり、そして8回のアルバレスの本塁打で4対5と一点差に迫り、レンジャーズのホセ・レクラークに回跨ぎを強いた。

ここまでプレーオフ全試合登板のレンジャーズの守護神は8回に2四球を出したものの、9回をピシャリと抑えた。レンジャーズが5対4で連日の接戦をもぎ取り、シリーズを2勝0敗とした。

前日のジョーダン・モンゴメリーの好投に引き続き、今日の試合でも、レンジャーズの先発投手の活躍が光った。

今日の先発ネイサン・イオバルディは、プレーオフ通算防御率2.70とプレーオフに強い。2018年のレッドソックスの世界一の貢献した活躍から、”ビッグゲーム・ネイト”という大舞台に強い投手に与えられる称号も頂戴している。

今年のプレーオフでも、ワイルドカードシリーズ・ディビジョンシリーズ共に6.2回以上を1失点の好投で勝利投手に。今日は6回で3失点を喫してしまったものの、過去2試合以上の9三振を奪い、強力アストロズ打線を抑え込んだ。これでイオバルディは3戦全勝・クオリティスタートと、先発投手を早期降板させることが当たり前の今のプレーオフで異色を放つ活躍をしている。

レンジャーズはこれでプレーオフ7連勝。絶対王者アストロズの牙城を崩す2連勝を記録し、シリーズ突破まであと2勝としている。

移動日を挟んで、舞台をアーリントンに移す第3戦では、レンジャーズはマックス・シャーザーが復帰先発が発表されている。9月に大テレス筋の故障でシーズンエンドが噂されながらも、レジェンド右腕は諦めずにリハビリを続けて復帰を果たした。怪我明けということもあり、左腕アンドリュー・ヒーニーの長めのリリーフ登板もありえるだろう。

対するアストロズの先発はプレーオフに滅法強い右腕のクリスチャン・ハビアーが予想されている。リーグチャンピオンシップは鈍い出だしとなってしまったチームを救えるか。

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