体調不良のアストロズ・アルバレスが2本塁打 プレーオフ6戦6発

日本時間10月17日、アストロズのダスティ・ベイカー監督は主砲ヨーダン・アルバレスがウイルスと闘っていることを明らかにした。詳細には言及しなかったものの、ベイカー監督にはアルバレスをラインナップから外すという選択肢はなかった模様。「彼はヨーダンだ。ウイルスに感染しているが、昨日より状態は良くなっている。(体調が悪くても)男は責任をもって仕事に行くんだ。」という指揮官の期待に応え、アルバレスは2本塁打を放ったが、チームの勝利にはつながらなかった。

体調不良のなか、レンジャーズとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦で4打数ノーヒット3三振に終わったアルバレスだが、第2戦では2本塁打を放つ活躍を見せた。1本目は2回裏に飛び出したソロ本塁打で、初速108.6マイル(約174.8キロ)、飛距離420フィート(約128.0メートル)を記録。8回裏にはアロルディス・チャップマンのスライダーを捉えて1点差に詰め寄るソロ本塁打を放ち、こちらは初速110.5マイル(約177.8キロ)、飛距離385フィート(約117.3メートル)を計測した。

アルバレスはツインズとの地区シリーズ4試合で4本塁打を放っており、今年のプレーオフはこれで6戦6発。単年のプレーオフの最初の6試合で6本塁打を放つのは、2020年のジャンカルロ・スタントンに並ぶメジャータイ記録である。最初の6試合で5本塁打を放った選手もほかに2004年のカルロス・ベルトラン、1996年のフアン・ゴンザレス(4試合で敗退)、1995年のケン・グリフィーJr.の3人しかいない。

アルバレスはここまで6試合で打率.391、6本塁打、8打点、OPS1.701と素晴らしい活躍を見せているが、チームは本拠地ミニッツメイド・パークでレンジャーズに2連敗。リードされた状態で敵地グローブライフ・フィールドへ移動することになった。ホセ・アルトゥーベが打率.160、カイル・タッカーが打率.091など、アルバレスとともに打線を牽引する主力打者に元気がないアストロズ。昨季王者の意地を見せ、敵地で巻き返すことはできるだろうか。

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