IT展示会シーテック開幕、千葉 ロボや人工知能、技術を体験

開幕した最新ITの展示会「CEATEC2023」=17日午前、千葉市の幕張メッセ

 最新ITの展示会「CEATEC(シーテック)2023」が17日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。人手不足の解消につながる遠隔操作ロボットや、生成AI(人工知能)を用いたサービスなど先端技術を体験できる。計684の企業・団体が出展し、20日までの4日間に計約10万人の来場を見込んでいる。

 今年のテーマは「次世代」で、スタートアップ(新興企業)や研究機関の参加は153と、昨年の81を上回る。海外勢は初出展のウクライナ企業を含め195の企業・団体が登場。企業トップらが登壇するパネルディスカッションも4年ぶりに現地開催する。

 午前10時に開場すると、スーツ姿の来場者らが次々と入場した。三菱電機のブースではスマートフォンで遠隔操作できる小型ロボットを展示。2本のアームの間にあるディスプレーに操作者の顔を表示でき、現場の作業員らと意思疎通しながら動かせる。危険地域での作業を任せることや、在宅時に現地作業を代替してもらうことを想定している。

 生成AIの展示も目立った。

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