ザ・たっちが一日署長に 特殊詐欺など注意促す 宇都宮

 全国地域安全運動期間中の10月16日、下野市出身のお笑い芸人が宇都宮中央警察署の一日警察署長に任命されました。

 宇都宮市のろまんちっく村で行われた一日署長の委嘱式では、下野市出身のお笑い芸人で、父親が元警察官のザ・たっちの2人に、宇都宮中央警察署の本澤成忠署長から委嘱状とたすきが手渡されました。

 一日署長最初の仕事は訓示がわりのショートコントです。会場の笑いを誘いながら特殊詐欺への注意を呼びかけます。その後、ろまんちっく村を訪れた人とふれあいながら防犯グッズを配布しました。

 2023年1月から9月末までの、県内の特殊詐欺の認知件数は81件で、去年の同じ時期と比べて41件減っていますが、コンビニなどで電子マネーを購入させ現金をだまし取る手口の特殊詐欺が多いことから、電子マネーを買っている高齢者を見かけたら「ちょっと、ちょっとちょっと」と声をかけてほしいということです。

 本澤署長は「地元に密着した芸能人に広報してもらえたということで明日以降特殊詐欺の被害が減ることを願っている」と話していました。

 全国地域安全運動は、10月20日まで行われます。

© 株式会社とちぎテレビ