リーグ優勝決定シリーズ第１戦【ダイヤモンドバックス３－５フィリーズ】＠シチズンズバンク・パーク
フィリーズとダイヤモンドバックスによる「ワイルドカード対決」となったナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズは、３本のアーチで主導権を握ったフィリーズが先発ザック・ウィーラーの好投もあり、５対３で初戦を制した。ウィーラーは６回３安打２失点で勝利投手となり、プレーオフ通算のWHIP0.70は歴代１位。フィリーズ４番手のクレイグ・キンブレルがセーブを挙げ、ダイヤモンドバックス先発のザック・ギャレンは３本のアーチを浴びて５回８安打５失点で敗戦投手となった。
本拠地シチズンズバンク・パークの大歓声を受けたフィリーズがワイルドカード・シリーズ初戦から５連勝で勝ち上がってきたダイヤモンドバックスの勢いを止めた。初回にカイル・シュワーバーの初球先頭打者アーチとブライス・ハーパーのバースデーアーチで２点を先制。シュワーバーはこれがプレーオフ通算４本目の先頭打者アーチとなってメジャー記録を更新し、ハーパーはプレーオフの試合でバースデーアーチを放った史上４人目の選手となった。
２回裏には地区シリーズで４本塁打を放ったニック・カステヤノスにも一発が飛び出し、フィリーズはダイヤモンドバックスのエース右腕ギャレンから早々に３点をリード。ウィーラーの快投が続くなか、３回裏にハーパーのタイムリーで１点、５回裏にもＪ・Ｔ・リアルミュートのタイムリーで１点を追加し、５対０とさらにリードを広げた。
ウィーラーは６回表にヘラルド・ペルドモの２号２ランで２点を失ったものの、６回３安打２失点の好投を披露。７回表には２番手のセランソニー・ドミンゲスが一死１・３塁のピンチを招き、アレック・トーマスの犠飛で２点差に詰め寄られたが、３番手のホセ・アルバラードが１回1/3を１安打無失点に抑える好リリーフを見せ、最後はキンブレルが締めくくって５対３でリーグ優勝決定シリーズの初戦を制した。
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