イングランド代表DFウォーカーが、EURO 2024予選イタリア代表との試合を前に意気込みを語る「EURO 2020決勝の借りを返せれば…」

写真:イングランド代表DFウォーカーが会見で意気込みを語った ©Getty Images

イングランド代表DFカイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)が、EURO 2024予選のイタリア代表との試合を前に意気込みを語った。イギリス『BBC』が報じている。

イングランド代表は、ホームのウェンブリー・スタジアムにイタリア代表を迎える。イングランド代表がウェンブリー・スタジアムでイタリア代表と対戦するのは、EURO 2020の決勝でイタリア代表に敗れて以来となる。

イングランド代表は、イタリア代表との試合で引き分け以上の結果を残せばEURO 2024本選への進出を決める。ウォーカーはEURO 2020決勝を思い返しながら、こう語った。

「あの夜、我々は惜しくも敗れた。その借りを今度の試合で少しでも返せるといいね」

EURO 2020決勝戦。イングランド代表は試合開始2分にルーク・ショーのゴールで先制。しかし67分にイタリア代表のレオナルド・ボヌッチに同点ゴールを許しスコアは1-1に。延長戦でも決着はつかず、その後PK戦で敗れ優勝を逃した。

「あの夏、我々はあと一歩のところまで迫った。それまで試合は順調だっただけに、セットプレーから失点したのはショックだった」

彼は、マンチェスター・シティがチャンピオンズリーグ制覇を果たしたインテルとの決勝と重ね合わせて、こう語った。

「クラブでは2021年にチャンピオンズリーグ決勝でチェルシーに敗れたが、その2年後に優勝してトレブルを達成した。決勝に進出し敗れるという挫折から学んで、偉大なことを成し遂げたんだ」

イングランド代表のギャレス・サウスゲート監督は、今のチームはEURO 2020決勝で敗れた頃とは違うと語る。

「我々にはビッグマッチを制した経験があり、安定したパフォーマンスを見せている。2018年以降、我々は世界のトップ5にランクインし続けている。過去30年から40年、このような時期はなかった」

ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表は、現在グループCでイングランド代表と勝ち点差3の2位。日本時間11月21日の予選最終戦で対戦するウクライナ代表とは、勝ち点10で並んでいる。

ウォーカーはさらにこう付け加えた。

「最も大切なのは、しっかりとパフォーマンスを発揮して勝つこと。でも、もし0-0で引き分けたとしても恥じることはない。EURO本選に進出して、再び僕はイングランド代表として決勝に出場するんだ」

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