遠藤純、杉田妃和がともにゴールのNWSLなでしこ対決はエンジェル・シティに軍配!ポートランドは大敗でシールド逃す

エンジェル・シティの遠藤純(左)とポートランドの杉田妃和(右)[写真:Getty Images]

現地時間15日、アメリカのナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)はレギュラーシーズン最終節が行われ、エンジェル・シティFCvsポートランド・ソーンズFCの一戦は、5-1でエンジェル・シティが勝利を収めた。
【動画】杉田妃和がゴール前での冷静なフィニッシュ&遠藤純が鮮烈ニア抜き弾

パリ・オリンピックアジア2次予選のなでしこジャパンメンバーにも選出されている2人、エンジェル・シティのFW遠藤純は72分から途中出場。ポートランドのMF杉田妃和はフル出場を果たし、両者ともに1ゴールを挙げている。

前節首位に返り咲き、勝てばレギュラーシーズン優勝のポートランドだったが、逆転でのプレーオフ進出を狙う8位エンジェル・シティが躍動。36分にメアリー・アリス・ヴィニョーラが左ポケットの角度のない位置から鮮烈な一撃を叩き込むと、勢いそのままにゴールを重ね、51分にはシドニー・ルルーがバイシクル弾を沈めるなど、4-0と大差を付ける。

このままでは終われないポートランドは、79分に杉田が一矢を報いる。左クロスのこぼれ球をゴール前で回収し、相手をかわして冷静にネットを揺らした。

それでも、エンジェル・シティの攻勢は止まらず、1分後には遠藤がダメ押しのゴールを奪取。左ポケットでパスを引き出すと、狭いコースながらも左足でニアを射抜いた。

リーグ戦では杉田が今季6得点目、遠藤は3点目となっている。

ホームで大勝したエンジェル・シティは5位に浮上し、6位以内に与えられるチャンピオンシップ・プレーオフ出場権を獲得。クラブ史上初のプレーオフ進出を決めた。

一方のポートランドは、アレックス・モーガンらを擁するサンディエゴ・ウエーブにかわされ、レギュラーシーズンは2年連続の2位フィニッシュ。シールド獲得は逃したものの、昨季に続くチャンピオンシップ制覇に臨む。

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