空自2機が隣国ヨルダンに イスラエル邦人退避

 防衛省は17日、イスラエルからの邦人退避に備え、日本から派遣した航空自衛隊機3機のうち2機が日本時間の同日午後、隣国のヨルダンに到着したと明らかにした。もう1機は16日、自衛隊拠点があるアフリカ東部ジブチに到着。政府はこの3機を活用し、自衛隊による退避活動をする場合に備える。

 防衛省によると、14日に愛知県の小牧基地からKC767空中給油輸送機が1機、鳥取県の美保基地からC2輸送機2機が出発していた。ヨルダンに到着したのはKC767と、C2が1機ずつ。ジブチは残るC2。

 木原稔防衛相は13日、自衛隊部隊に国外待機を命令。空自に陸上自衛隊も加わって編成した統合任務部隊が退避活動を担う。

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