JO1川西×鶴房、地元関西で初のドーム公演へ…今何を思う?

現在、全国ツアーを実施中のグローバルボーイズグループ・JO1。デビューから4年、ツアーの締めくくりには「京セラドーム大阪」で初のドーム公演が控えている。アーティストとしてひとつの証とも言える大舞台を前に、メンバーの川西拓実、鶴房汐恩が来阪。ライブにかける思い、また直近の海外での活躍などを踏まえて話を訊いた。

写真/南平泰秀

左からJO1の鶴房汐恩、川西拓実

■ ライブの楽しさは「ハプニング」(川西)

最新アルバム『EQUINOX』に収録された、自身が参加したユニット曲『Itty Bitty』について、「インパクトのある曲になったんじゃないかって。あとは個人的に、JO1の最難関の…ってことだけ伝えておきます」

──現在は全国ツアーの真っ只中で、直近にはお2人の出身地でもある関西の「大阪城ホール」での公演も控えています。もう終盤にさしかかっていますが、いかがですか?

鶴房:本当に楽しいですね。

川西:やっぱり昨年のツアー(※2022年に初のアリーナツアーを実施)は声を出しちゃいけなかったので、全然違います。これこそライブや!っていう。

──今回のツアーでは、ステージ上からアリーナ席に降りてパフォーマンスされていますが、この取り組みも前はなかったんですか?

川西:そうですね。ライブの楽しさって「ハプニング」だと思っていて。予想外のことが起きるっていうのがおもしろいじゃないですか。いかに前回のライブと違うことができるかっていう。

──あそこまで至近距離のファンサービス、なかなかないと思います。

鶴房:僕が一緒にまわっていたときの拓実くん、本当にすごかったですよ(笑)。でも、まじでカッコ良いなって思いましたね。僕は近づいたらこう(肘打ちするジェスチャー)されそうなんで。

川西:えっ、JAM(JO1のファンネーム)に? 絶対されへんよ(笑)。

ラップ担当ながら、最新アルバム『EQUINOX』に収録されたユニット曲『Mad In Love』でボーカルを務めた鶴房。「いつもと違うことができて、正直めちゃくちゃ楽しかったです。これからも機会があったらやりたいですね」

鶴房:拓実くんの「予想外のことをする」っていうスタンス、めちゃめちゃ良いと思います。

■ ステージから見える景色は宝物(鶴房)

──今回のツアーの締めくくりは、初となる「京セラドーム大阪」でのドーム公演です。11人のチームとして、成長した点はどういったところでしょうか。

鶴房:昔よりも助け合いができるようになりましたね。主にトークで。

川西:ライブの合間にフリートークの部分あるんですけど、最初のころはほとんど決まった人が喋るっていう感じで。でも今は内容もほとんど決めずに喋ってますね。

鶴房:あと僕、個人的に拓実くんにあります。ライブ中は全員がイヤモニをしてるんですけど、メンバーの声が聞こえるんですね。曲数もあるし、なかには激しい歌もあるし、疲労もたまってくるので若干ズレたりすることもやっぱりあるんです。でも、拓実くんは外してるところを見たことがないですね。安定感がすごいですし、何より曲のアレンジが本当に上手くて。

──過去のLmaga.jpでのインタビューも、川西さんのパフォーマンスを絶賛されていました。

最新アルバム『EQUINOX』に収録されているユニット曲は、2曲ともラブソング。どちらの歌詞に共感する?「どっちの歌詞も分かるんですよ…でも俺は『Mad In Love』かも。自分からいきたいタイプです」(川西)「僕は『Itty Bitty』ですね。いけない方なので」(鶴房)

インタビュー中も笑いが絶えない2人。「本当はこのインタビューの後ユニバに行こうって言ってたんですけど…なかなかファンキーでしょ?(笑)」と鶴房

鶴房:今回のツアーもすごいですよ。いっつも笑っちゃうんですよね、カッコ良すぎて。拓実くんがかましてるとき僕を見て頂いたら、めちゃくちゃニヤニヤしてると思います(笑)。

川西:でも、ライブは本当にそういったところが楽しいと思うから。同じことしても良いんですけど、ツアーとかになってくると、普段聞いてるものと少し違うものが聞けた方が特別感がありますよね。「拓実理論」です。

──「JO1がライブに強い」と称賛されているのは、そういったところからかもしれないですね。最近ではアメリカでおこなわれた『KCON LA』など海外公演も増え、国外でのパフォーマンス披露の場も増えてきました。そういった経験を経て、今大事にしていることって何でしょうか。

川西:僕は、とにかく自分が楽しむこと。曲のコンセプトとかにもよりますけど、基本にしているのは「楽しむ」。映画の『ベスト・キッド』ってあるじゃないですか。そのなかで、蛇が人間の動きを真似するっていうシーンがあるんです。

鶴房:・・・ちょっと覚えてないですけど(笑)。

川西:そのシーンは、蛇が人間の真似をしてるんじゃなくて、真似させてるっていう。こっち次第なんですよ。僕が心から楽しんだら、その場にいるJAMもめちゃくちゃ楽しいやろうし・・・っていうので、大事にしていることは『ベスト・キッド』です。

鶴房:ハハハ!(笑) 僕は最近行ったLAで、自分がしたいファッションをしたり、踊りたいから街中で踊っている方もいて、他人の目を気にしないということがカッコ良くて。この世界に入ると、少しは気にしないといけない部分もあるんです。でも改めて、もっと自分がしたいことを突き詰めて、周りの目を気にするのではなく、色々なことに挑戦したいなって思いました。

過去のLmaga.jpのインタビューでは、鶴房が「(川西は)裏番長みたいな感じ」と明かしていたが、「全然そんなことない!今や逆ですよ。 いつも僕が『すいませぇ〜ん』って(笑)」(川西)「そうですね、僕が従えています」(鶴房)

──初のドーム公演もいよいよ迫ってきました。改めてコロナ禍のデビューから約4年、いかがでしたか。

川西:意識はずっと変わっていないんですけど、やっぱり最初は分からないことばっかりで、ふわふわしていたことは覚えています。今もまだできていない部分は多いと思いますけど、あのころに比べると感覚は変わったと思います。

──その感覚が切り替わった瞬間は、いつでしょう。

川西:やっぱりライブができるようになったっていうのが大きいかなって思います。何をするよりもライブをしているときが1番楽しいので。

──その楽しさもまた更新されるのではないでしょうか。ドーム公演への、意気込みをお聞かせください。

鶴房:アリーナのステージから見る景色も、僕らからしか見えない宝物です。それがドームになるって考えるだけでグッときますね。楽しみですし、早くしたいです!

川西:本当に僕の夢だったので。あの・・・頑張ります。僕が出せるものは全部出して、かまします!

鶴房:便乗します。

JO1の初となるドーム公演『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK:RISE in KYOCERA DOME OSAKA’』は11月24・25日の2日間、「京セラドーム」にておこなわれる。チケットは、現在プレイガイド2次先行を10月22日・夜11時59分まで受付中。

JO1|’Venus’ Official MV

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